2007年1月29日 (月)

マクダックス・デパートメントストア(5)

0129 ■ お待たせしました。「マクダックス・デパートメントストア」の誕生秘話、最後の部分です。クリスマスも終わり、現在またこの新聞記事をスクルージのいるショーウィンドウで見ることができます。

"Pawnshop

 Scrooge’s very first store, the Pawnshop allowed customers the opportunity to hock their belonging in exchange for cash. No two bookcases or display cases are alike since they were all previously owned and pawned. The woodwork is simple with paneled walls and hardwood slat flooring. The ceiling is pressed tin and ceiling fans, period light fixtures and exposal water pipes hang overhead. There’s also a storage loft with iron-railed sections where pawned items are kept. The store is filled with all kinds of hocked merchandise: musical instruments, toys and clothing, not to mention foreign books and other personal items that were pawned by various immigrants. Also seen here is McDuck’s gold and jewel-filled safe that sits behind the point of sale counters.

Wholesale Shop

 The interior of Scrooge’s second store is simple and of the period designed with red brick walls, finely crafted wood display cases, hard wood beamed ceiling from which period light fixtures and ceiling fans hang. Here, McDuck originally went into the wholesale fabric and notion business as evidenced by the bolts of fabric, sewing patterns, buttons, women’s dress forms and other sewing wares displayed about the room."

「質屋

 スクルージの最初の店、質屋は客に所有物を質に入れて現金に替える機会を与える。すべて以前誰かに所有され、質入れされたものであるから、本棚や陳列ケースも似ているものはふたつとない。パネルの壁と硬材の細長い薄板を組み合わせた床板と、店の木造部は質素である。ブリキを打ち付けられた天井にシーリングファン(*1)が吊るされており、年代物の照明器具とむき出しの水道管が頭上に取り付けられている。また、質草が置いてあるところには鉄製の横木を切断した質草保管用のロフトもある。楽器、玩具、衣服、外国書は言うまでもなく、多種多様な移民に質入れされたその他個人的なものまで、店には質入れされた商品各種であふれている。ここではまた、セールカウンターの一点の背後にあるマクダックの黄金と宝石でいっぱいの金庫も見ることができる。

問屋

 スクルージの二番目の店の内装は質素で、赤レンガの壁や非常に精巧に作られた木製の陳列ケース、年代物の照明器具とシーリングファンが吊るされているところから天井に張られた梁の硬材などに見られるような年代物のデザインである。ここでは、巻かれた布地、裁縫パターン、ボタン、女性のドレス用型紙など、部屋のあちこちに展示されている裁縫関連商品に明示されるように、マクダックが独自に布地や小間物の卸売業に従事している」

(*1)シーリングファン:喫茶店などの天井で回る扇風機のような物体。こちら参照。

■ またしても専門用語が難しくて苦しい訳です…。特筆すべきは質屋にあるというスクルージの金庫!"safe"だから、多分金庫で合ってると思いますが、実際に見てみなければ納得できません。が、私は1ヵ月後までパークに行けないので、おあずけです…。こういう記事は現地と比較してこそおもしろいんですよね。1ヵ月後のお楽しみに取っておきます。
■ これでひとまずマクダックスのバックグラウンドストーリー(BGS)は明かせたかと思います。もともと『ディズニーリゾート物語』第15号を読んでから、この店のBGSに興味を持ったわけですが、まさかドナルドの質草からスクルージの生い立ち、4つの美徳まで話が飛躍するとは思ってませんでした。何よりの収穫はスクルージが大好きになったことでしょうか。世界一お金持ちのアヒルはただのケチではなく、努力家の愛すべきアヒルだったんですね。

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2006年12月10日 (日)

マクダックス・デパートメントストア(4)-1

12101 ■ アンバサダーホテルのクリスマスパーティーに行ってきました。食事もおいしかったし、ショーもすごくよかったです!泣けた!今年のTDRのクリスマスのショーで一番すばらしかったです。ディズニーの真髄を見た!ドナとチーデーの雪合戦はたまらなくかわいかったです…!!…席は一番後ろで最悪でしたが…。私のくじ運のなさは一体…。ミラコサマパ以上に悪い席でした…。誰にでもくじ運が発揮されるときって生涯に数度はあると思うんですが、私は未だに生まれてこの方一度もありません…。
■ さて、前回の補足です。先日写真を撮ってきました。中央カウンターのスクルージの等身大の像と2階に飾られているスコットランドのマクダック一族の長に扮したスクルージの肖像画。前回紹介したとおりです。柱も文章のまんまです。

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■ アップで肖像画を撮っただけで、配置を失念してしまいました…。多分マクダックプラザの入口から見て左手前から時計回りに(1)から(4)だと思います…。これがスクルージの「4つの美徳」を表す肖像画です。
(1). 10セント硬貨を手にほくそ笑むスクルージが描かれています。10セントにすら執着していることから、"Avarice(貪欲)"ではないかと推測します。…が、英和辞書を引くと、"Avarice"には"Greed(強欲)"という意味もあります。さらに広辞苑を引くと、「強欲」は「むさぼって飽きることを知らない欲心」、「貪欲」は「自己の欲するものに執着して飽くことを知らないこと。非常に欲のふかいこと」という意味が出ました。日本語と絵を照らし合わせると、「貪欲」の方が有力ですね。よって、(1)は"Avarice(貪欲)"だと思います。
(2). スクルージのシルクハットから10ドル紙幣がたくさん出ています。"Venality(金次第で動くこと)"でしょう。お金さえ積んでくれれば、なんでもしますよって感じのスクルージ。これが一番わかりやすいです。よく見ると、10ドル紙幣の肖像はスクルージ似のアヒルです。
(3). 顔をしかめるスクルージ。ここからが難しいです。(4)と比べて考えると、"Parsimony(倹約)"でしょうかねえ。つまりは「ケチ」ですから、お金はやらんぞって表情に見えなくもないです。また、お金を無駄にしている場面を目撃して見咎めている表情にも見えます。
(4). 何かたくらんでそうな顔です。悪く言えばいやらしい笑顔です。"Greed(強欲)"ですかね。前述した「強欲」の意味、「むさぼって飽きることを知らない欲心」がまんまスクルージの表情に読み取れますからね。

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2006年12月 3日 (日)

マクダックス・デパートメントストア(4)

12032 ■ お久しぶりです。シーもすっかりクリスマス一色ですね!BBBのクリスマスバージョンは普段の鳥肌が立つ系の感動+しっとり切なくも心温まる感動が加わって、泣けますね。2007年3月以降の公演も決定したようで(旅行会社のパンフレットに記載)、うれしい限りです!「キャンドルライト・リフレクションズ」もキャンドルの明かりが増して、キャラの衣装も豪華になってクリスマスの夜を盛り上げてくれます。そんな中、スクルージおじさんもクリスマスの衣装に着替えて幸せそうです。売上表も外して、クリスマスの飾り付けです。ランドのクリパレでは「クリスマスなんて大嫌いじゃ」とか言っておきながら…。スクルージはツンデレなのか…。1203_1
■ 前回の続きです。右の写真の赤色部分です。

"Interior

  Although the inside of the entire store consists of three separate interiors, openings between each store allows the guests to move freely from one to another without having to exit any of the shops. From the McDuck Plaza entrance guests will find in order:

McDuck’s Department Store

  This is the crown jewel of McDuck’s real estate holdings and therefore is themed much more ostentatiously than either of the two adjoining stores. Not simply a department store, McDuck’s Deoaerment Store is a glowing tribute to its founder, Scrooge McDuck. His Latin motto of “Fortuna Favet Fortibus” and is reflected translate as “Fortune Favors the Fortunate” and is reflected throughout the décor. Neo classical columns with gold fluting, gold decorative caps and wrapped with bands of gold coins support a second floor balcony. A metal railing around the balcony incorporates dollar signs into its design. Hanging on the wall of this upper level is a large portrait of Scrooge McDuck dressed as the head of the Scottish McDuck clan. In addition busts of McDuck adorn the soffit and four portraits of the wealthy fowl hang on the lower walls. Each of the portraits is inscribed with one of the four “virtues” he holds near and dear to his heart-Avarice, Greed, Parsimony, Venality.
  The centerpiece of the McDuck’s Department Store is an oval counter where guests may purchase merchandise. This center counter is topped with a life-size statue of Scrooge McDuck, standing upon a mound of coins, bills and gold bars."

「内装

 店内全体は独立した三種の内装で成り立っているが、各店はつながっており、ゲストは店を出ずに他の店へ自由に移動することができる。マクダックプラザの入口からゲストは以下を順に見ていくことになる:

マクダックス・デパートメントストア

  「マクダックス・デパートメントストア」はマクダックの土地内における看板資産であり、それゆえ隣の二店のどちらよりもかなり人目を引く特定のテーマを持つ。単純に百貨店ではなく、「マクダックス・デパートメントストア」はその設立者スクルージ・マクダックを示す賞賛に満ちた証なのだ。彼のラテン語の座右の銘は“Fortuna Favet Fortibus”で、英語に訳すと「運は勇者に味方する」という意味で、装飾の至るところに反映されている。新古典派の円柱は金の溝彫りを施され、金の装飾的な柱頭を持ち、金貨の帯飾りに包まれていて、それらが二階のバルコニーを支えている。バルコニー周囲の金属製の手すりはドルサインをそのデザインに組み入れている。壁の上部にはスコットランドのマクダック一族の長として着飾ったスクルージ・マクダックの大きな肖像画が掲げられている。さらにマクダックの胸像がアーチの内輪を飾り、金持ちのトリの肖像画4枚が壁の下部にかかっている。肖像画には彼が心に大切にしまっている4つの「美徳」――「貪欲」、「強欲」、「倹約」、「金次第で動くこと」のうちのひとつがそれぞれ刻まれている。
  「マクダックス・デパートメントストア」の中央に置かれている装飾品は、ゲストが商品を買う場所である長円形のカウンターである。この中央カウンターの頂上には、硬貨と紙幣、金の延べ棒の山の上に立つスクルージ・マクダックの等身大の像が設置されている」

■ 前回は外観についてだったので、今回は内装についてです。今回掲載したのは全体と百貨店の部分。スクルージのすごいところは自分の座右の銘や信条に従って行動しているところですね。彼の「4つの美徳」を表した肖像画をぜひとも見てみたいです。建築についての文章なので、実際にパークで実物を見ないとイメージできないところも多いです。スクルージの肖像画があるのは知っていても、それが「美徳」を表現しているとまでは知る由もないですからね。以前訳した部分に「百貨店はスクルージ最初の贅沢」という意味合いがあったとおり、この店は今までがんばってきたスクルージの自分への贈り物、自分への賞賛の証だからこそ、彼の大好きな金で彩られているようです。

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2006年10月25日 (水)

マクダックス・デパートメントストア(3)

1025 ■ 前回の続きは赤色部分です。

"Exterior

  The three separate yet contiguous McDuck enterprises that make up his department store are housed in an entire block of retail establishments. Three stories tall, the brick buildings around this block are constructed with typical turn-of-the-20th century commercial and industrial-style architecture. There are stoop entrances, storefront windows, fixed awnings and cast iron warehouse doors. A variety of fictitious businesses share this block with McDuck’s although the only ones that are actual shops are the Pawnshop, the Wholesale Shop, and the Department Store proper. Window dressings and wind graphics indicate the different types of businesses that operate on this block.
  The one building that distinguishes itself from the rest of the block, however, is the front of the Department Store. With its carved stone ornamentation and rounded corner towers that are capped with cupolas, this classic example of late 19th – early 20th century northeastern American architecture is the first building seen by the guests entering American Waterfront from Mediterranean Harbor. In front of the building is McDuck Plaza, in which the wealth of the feathered entrepreneur is celebrated with a fountain of water cascading over a pile of gold coins. Also indicating McDuck’s wealth are the dollar signs ($) on the two flags that fly from poled a top the cupolas. Flanking the store’s entry doors are two large picture windows in which there are displays of merchandise that is for sale inside."

「外観

 百貨店を作り、三店独立しながらも、今なお隣接しているマクダック・エンタープライズは、小売業施設の区画内に入れられた。この区画周囲の三つの物語のある背の高いレンガ建築物は20世紀の変わり目の典型的な商業・産業型の建築様式である。玄関、店先の窓、添えつけの日よけ、倉庫の真鍮製の扉が見受けられる。この区画内で実際にスクルージ・マクダックが所有している店は質屋、問屋、百貨店だけであるが、さまざまな屋号を「マクダックス」でこの区画で共有しているのだ。飾り窓や窓の装飾はこの区画で異なった業種を経営していることを示す。
 しかしながら、区画の残りと特徴ある建物それ自体を区別するのは百貨店の正面部分である。その彫刻石の装飾とドーム状の屋根をかぶせた丸みのある両端の塔は19世紀後半から20世紀初頭の伝統的な実例に見られるアメリカ北東部の建築様式であり、メディテレーニアンハーバーからアメリカンウォーターフロントに入るゲストに最初に目に付く建物である。この建物の前にあるのがマクダックプラザで、羽毛に覆われた起業家の富をたくさんの金貨から水が湧き出る噴水で称えている。他にもマクダックの富を示しているのは、ドーム状の屋根のてっぺんに括りつけられてなびいているふたつの旗の「$」サインだ。店の玄関口には大きなショーウィンドウがふたつ側面に配置されていて、店内で売り出し中の商品が展示されている」

■ 原文"wind graphic"は誤字で"window graphic"が正しいと解釈しました。他にも"awnings(日よけ)"が"a winings"になって分離しているものが2.3箇所ありました。前者はそのまま引用、後者は修正して掲載しています。
■ うう…。前半の訳が全然わかりませんでした…。いろいろ検索・調査した結果を参考に私なりに解釈して補ってあります…。「この区画内で実際にスクルージ・マクダックが所有している店は質屋、問屋、百貨店だけであるが、さまざまな屋号を『マクダックス』でこの区画で共有しているのだ」って意味わかりますか?以下本物とは切り離して考えてください。例えば、東京ディズニーリゾートという区画があったとして、その中には東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、イクスピアリがあります。実際にディズニーが経営しているのはランドとシーだけで、イクスピアリはディズニーとは別のOLCが経営している。しかし、イクスピアリは「ディズニー」という屋号を名乗っており、別の経営者がいながらもすべてをひっくるめて「ディズニー」と言う。その正式な経営者や業種を判別出来るのは窓である、という感じです。スクルージは区画をまるごと買い上げたが、その区画内で彼の直営は質屋、問屋、百貨店だけ。その他は別の経営者の店だが「マクダックス」を名乗っており、区画全部を一括りに「マクダックス」と呼ぶ。…この解釈で合っているのでしょうか。それ以前に屋号が調べてもよくわからない…。誰か…ヘルプ!
■ タイトルどおり、後半は外観についてです。噴水のあるところはマクダックプラザというそうです。現在は噴水から見て左側面のショーウィンドウにはディズニーベア、右側面にはタワー・オブ・テラーグッズが展示されています。マクダック・エンタープライズは三店を経営するスクルージの会社名だと思われます。

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2006年10月 8日 (日)

マクダックス・デパートメントストア(2)

1008_1 ■ マクダックス誕生秘話の続きです。赤色部分が引用箇所です。

"SCROOGE OPENS A HUGE DEPARTMENT STORE

Not content with being the richest duck the world has ever known, Scrooge McDuck hopes to strike it rich all over again with McDuck’s Department Store.
 
 Located in New York in American Waterfront, the McDuck enterprise takes up an entire city block of shops and is comprised of a Pawnshop, Wholesale Shop and the Department Store proper. Sold here are a wide variety of character goods such as confections, apparel, accessories, souvenirs, and stuffed animals.
 Born in Scotland, Scrooge McDuck grew to understand the value of hard work. Although he made his first fortune in the Klondike gold rush of 1897, his parsimonious nature led him to dedicate his life to making more and more money. Upon arriving in New York he began building vast real estate holdings. Starting small and spending little he opened a pawnshop where patrons could come to hock their belongings in exchange for cash. As this business flourished he spent as little as possible to open a modest wholesale fabric and notions business that he worked hard to make successful. Pleased with the success of these two enterprises he, for the first time in his life, splurged a little and added the crown jewel to his growing real estate empire; the lavish McDuck’s Department Store. Like the others, this store soon became quite profitable, helping to make Scrooge McDuck the wealthiest duck in the world. Yet, with all the success that these stores have brought him, Scrooge McDuck remains extremely frugal. Why, he’s still got the first dime he earned."

スクルージ 巨大百貨店開く

世界一金持ちのアヒルとして知られるスクルージ・マクダックは、世界一になるだけでは飽き足らず、「マクダックス・デパートメントストア」でもう一儲けするつもりだ。

 アメリカンウォーターフロントのニューヨークにあるマクダック・エンタープライズは質屋、問屋、百貨店で構成される市の一区画の土地と店をまるごと買い占めた。そこではお菓子、衣類、アクセサリー、おみやげ、動物のぬいぐるみなどの豊富なキャラクターグッズを販売している。
 スコットランドに生まれたスクルージ・マクダックはつらい仕事の重要性を理解して育った。彼は1897年クロンダイク(*1)のゴールドラッシュで初めての財産を築き上げたが、生来のけちけちした性格がもっともっと多くのお金を儲けることに生涯を捧げるよう仕向けた。ニューヨークにやってきた彼は、真に莫大な土地を保有し始めた。そして、客が現金に替えるために身の回り品を質に入れに来られるような場所に、少ない資本で小さな質屋を始めた。この商売が繁盛したので、彼は布地や小間物(*2)を扱う卸売業を控えめながら開業するため、できるだけ少ない資本を費やし、成功のために懸命に働いた。ふたつの事業の成功に喜んだスクルージは、生涯で初めて少々見栄を張って、真に成長著しい土地内で看板資産を取り扱うようになった。それが豪華な「マクダックス・デパートメントストア」である。他店と同じように、この店もすぐにかなりの利益をもたらすようになり、スクルージ・マクダックを世界一金持ちのアヒルにするのに一役買った。しかし、三店が彼にもたらした成功のすべてがありながらも、スクルージ・マクダックは極度の倹約家のままである。なんと、彼は初めて稼いだ10セント硬貨をまだ持っているのだ」

(*1)カナダの金の産地。1897-1898年ゴールドラッシュ。
(*2)原文"notion"という英単語に「小間物(ピン・針・ひもなど)」という意味がある。日本語に相当する言葉がないが、裁縫関連の小物類のこと。

ところどころ訳に自信がありません…。ニュアンスで読んでください…。マクダックスにはこんな仔細なバックグラウンドストーリーがあるそうです。すごいなあ…。スクルージの好感度がかなり上がりました。初心を忘れてないんですね。確かにマクダックスでも質屋と問屋は質素な印象です。ぜいたくな百貨店はきらびやかですもんね。スクルージにとって百貨店並みの豪華さが普通かと思いきや、問屋や質屋の方が普通だったんですね。スクルージの金貨や金の像がある百貨店は彼の生涯初の贅沢だったそうです。
■ 日本語版ウィキペディアに彼の項目があります。それによると、1867年生まれとのこと。その根拠は不明ですが、その説をとるとクロンダイクのゴールドラッシュ時は30歳、アメフロの1912年時点では45歳!?うーん…グリーティングやパレードでよく腰をさすってるので、もっと年老いて見えますなあ…。デビューは1947年だそうで。てっきり『ミッキーのクリスマスキャロル』かと思ってました…。ディケンズの『クリスマス・キャロル』を読んだときにエビニーザ・スクルージが名前の由来だとはわかって、こっちが先かと思ってたなあ…。にしても、スコットランドにカナダ、ニューヨークと壮絶な半生を送ってますね。尊敬すべきアヒルかも。

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2006年10月 6日 (金)

マクダックス・デパートメントストア(1)

10061 ■ 今日から小出しで「マクダックス・デパートメントストア」についてです。ショーウィンドウのこの店のオーナー、スクルージ・マクダック。講談社『ディズニーリゾート物語』第15号にこのショップの仔細なバックグラウンドストーリーが載っていました。その根源はこんなところにありました。壁のグラフに注意はいきますが、左上の新聞の切り抜き(?)までは気づいていませんでした。こんな小さな記事にもちゃんと物語が隠されていました。10062
■ 右下の写真はその切り抜きの拡大図。赤い部分が以下の引用部です。

"TIME IS MONEY.

  This time, Scrooge decided to sell merchandise developed with a motif of himself to improve sales of McDuck Department Store even more. This project was a great success beyond his expectation and he farther improved sales of McDuck Department Store.
  In his office, on the wall, there is a sales transition chart that never shows decrease. Around his desk are a variety of McDuck’s merchandise and money that he surely loves.
  At the end of a day, he counts the money earned for the day.
  This is the most pleasing time for him."

時は金なり

 今回スクルージは「マクダックス・デパートメントストア」の売り上げをさらに伸ばすために彼自身をモチーフにした商品を開発し、販売することを決めた。このプロジェクトはスクルージの期待以上に「マクダックス・デパートメントストア」の売り上げを伸ばすという大成功を収めた。
 スクルージの事務所の壁には、決して減少を見せない売り上げの推移を示すグラフが貼られている。
 机の周りには彼がこよなく愛する「マクダック・デパートメントストア」のさまざまな商品とお金が置かれている。
 一日の終わりに、彼はその日稼いだお金を数える。
  このときが彼にとって最もうれしい時間なのだ」

■ どうやらこのショーウィンドウがスクルージの事務所もしくは彼の事務所を模したもののようです。「彼自身をモチーフにした商品」というのは、TDSグランドオープン時に種類も豊富に販売されていたスクルージのグッズのことです。現在でも数点「マクダックス・デパートメントストア」の問屋で取り扱っています。そのグッズに記されているのが"TIME IS MONEY"の格言です。開発者が本人だとは…。「時は金なり」がスクルージの座右の銘なのかもしれません。あと、売り上げを示すグラフは棒グラフ(1909年から1912年の年間目標値と実際の売り上げ)と折れ線グラフ(1911年9月から1912年8月の月間売り上げ)を示しています。ほぼ右肩上がりの売り上げを維持しています。お金持ちの嫌味なアヒルかと思いきやスクルージも苦労したようです。それはまた後日。

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