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2009年10月23日 (金)

招かれざる客

かのウォルト・ディズニーは、1955年7月17日ディズニーランドのグランドオープンの日、こう語った。

"To all who come to this happy place: welcome. Disneyland is your land. Here age relives fond memories of the past...and here youth may savor the challenge and promise of the future. Disneyland is dedicated to the ideals, the dreams and the hard facts which have created America...with the hope that it will be a source of joy and inspiration to all the world."

「この幸せな場所へ訪れたすべてのみなさん、ようこそ。ディズニーランドはあなたの国です。ここでは大人は過去の記憶を思い起こし、若者は未来への挑戦や可能性を感じることもできるでしょう。ディズニーランドをアメリカが創りあげた理想、夢、現実にささげます。…そして、ここが世界中の喜びとインスピレーションにあふれた場所になることを願っています。」

そして今、東京ディズニーリゾートにその精神は受け継がれているだろうか?

抽選・運営側への不満等、批判的な文章が許せる方のみ続きからどうぞ。

「ミステリアス・マスカレード」で"You're invited to a masquarade~♪"と何度も歌っている。では、WFPに入れなかった=抽選に外れた人々は舞踏会を見る権利すら与えられない、「招かれざる客」なんだろう。見たくても見る権利すらない、だけど見たい、このジレンマ。

抽選は読んで字の如し、見る人を「抽出し選ぶ」システムだ。一般的なワンデーパスポートを例とすると、5,800円で「抽選する権利」を買うことになる。現在TDSで開催中の「ディズニー・ハロウィーン」はCMでガンガン放送され、イベント開催前後には首都圏の駅のほとんどでその広告を見ることができたほど、宣伝されている。仮面に手を伸ばす豪奢な衣装に身を包んだミッキーと仮面を手にした豪華絢爛なドレス姿のミニー。彼らを見るためにTDSへ足を運ぶゲストは決して少なくない。イベントが始まってふたをあけてみれば(おそらくOLCの予想通り)、TDLよりTDSの方が圧倒的に混んでいる。だが、TDSにハロウィーンのショーを見に訪れたゲストの大半は、そのショーすら見ることができない。あのポスターのミッキーやミニーを見ることさえできずに一日を終えるだろう。なぜなら、ショーを見たくても抽選に外れれば、見る権利さえも認められないからだ。
抽選に外れた場合、避難所としてミッキー広場がある。ハロウィーン関連のショー(「マウスカレード・ダンス」)を抽選せずとも見られる唯一の場所である。しかし、ここは開園10分もすれば埋まってしまう。立ち見4~6列目を案内されても、よほど背の高い男性以外見ることができない。少なくとも低身長の私は立ち見3列目でもミッキーたちの帽子飾りしか見えない。この場所は難度が高すぎる。

そして、11月10日からワンマンとBBBの抽選が始まる。ショー目的のワンデーゲストは「抽選する権利」を買って、インすることとなる。パスポートは夢と魔法の王国、冒険とイマジネーションの海を自由に旅することができる旅券ではないのか?ショーに限っては、自由に見ることが許されず、抽選で選ばれた者だけが見る権利を与えられるのか?抽選が「平等」と言うのなら、抽選に外れて選ばれなかったら、それをどう救済してくれるんだ?たったひとつのショーを楽しみに遠くからTDRへやってくる人だってたくさんいる。その人たちにも「抽選する権利」(=パスポート)を買えと言う。それが「平等」だと言う。抽選は良くも悪くも50/50だ。当たったらひとまず見る権利が与えられてまだ救われるだろう。だが、外れたら?「抽選する権利」は消化されたことになり、たったひとつのショーを見に遠くから来た人の目的、時間、交通費、滞在費…すべてが無に帰す。抽選結果は事前にわからない。決して安価ではない金額で「抽選する権利」を買って、現地に赴き抽選してやっと結果がわかるのだ。当たったときに得る喜びよりも、外れたときに失うものや喪失感の方が比較にならないほど大きい。「そこでバケーションパッケージですよ」、OLCはそう言うだろう。

結局、抽選は当たった者だけしか楽しめない。見る者を選ぶ。外れた者は拒絶されたのだ。すべてを支配するのは「運」。「運」にすべてを託すのは不安という人は、「お金」を出せばいい。お金を出してバケーションパッケージを買えというのだろう。

ここまで来れば、誰にだってわかるだろう。ショー目的の年パス所持者はふたつに分かれる。年パスをやめるか、抽選のためにせっせとインに勤しむか。その二択しかないのだ。もうOLCが前者のゲストを捨てる気であることは明白である。私も年パスをやめる、すなわちTDRにインすることをやめる、と言えるならどんなにか楽だろう。しかし、私にとってディズニーは、ミッキーは、TDRは、そんなに簡単に捨てられるものではない。私がどれだけの思いを持って、TDRに頻繁に通える環境を手に入れたのか。パークの景色を見るだけで、はては空気を吸っているだけで幸せだった。そこにディズニーの精神が生きていたから。今ではそれを疑問に思うことはあるが、それでもディズニーの世界を日本にいながら最も身近に体験できる場所がTDRなのだから、TDRに行かなくなることは考えられない。抽選だろうがそこにディズニーの世界があり、ミッキーがいる限り、私はTDRに通い続けるだろう。だから、私も「抽選のためにせっせとインに勤しむ」ゲストになってしまうのだ。悲しいことに、流され、受け入れるしかない。年パスをやめてしまえばディズニーの世界に浸ることすらできなくなる。どんなに強い批判的な意見を持っていようが、許容するしかない。極論であるが、私のような盲目なディズニーファンは、OLCに「ディズニー」を人質に取られているようなもの。抽選に大反対で人質がどうでもいいなら、年パスなんて捨てればいいし、インしなければいい。だが、私には人質を捨てることができない。

先日出したゲストコメントシートの返事がOLCから届いた。要約するとこうだ。
 ・抽選導入の理由は早朝から待つゲストがいるせいで他の人が見えない、待ち時間を有効に使ってほしいから。
 ・よりよいショー鑑賞方法を現在模索中であり、今後抽選でなくなる可能性もある。
予想通りの常套句ばかり。「今後抽選でなくなる可能性もある」というところに、希望を見出せということだろうか。ワンマンとBBBの抽選導入はすでに決定したことだから覆らない。今後は抽選が始まって経過を見ながら、また意見を出したいと思う。クリスマスから正月の混雑期を経て、閑散期に抽選を実施してどうなるのか。混雑期と閑散期の対照的なデータが取れていいのではないか。

それにしても、ゲストはどこまで従順だろうか?日本人は行儀よく長時間並ぶ、扱いやすい理想的な人々だろう。しかし、抽選で外れる可能性もある列にどこまで並べるだろうか?土日でも平日でも抽選場からとぐろを巻いている列を見て、TDSに入ってきたゲストは言う。「すっごーい!何この列!!」。この「すごい」は引き気味の感嘆詞である。アトラクションでもないのに、抽選の列を見て引いているゲストの目にさらされるのも不愉快だし、入口から一番初めに見るミッキー広場の群衆に、抽選場の長蛇の列を見る一般ゲストの印象も悪いだろう。あんな入口付近の狭い場所に何重にも人を並ばせておいて、こう言われるのも無理はなかろう。まだハロウィーンのスペシャルショーだから許容できる面も多々あるのだが、レギュラーショーでどれだけの人が抽選を許容できるのだろうか?事前告知も公式HPの個別ページにリンクをはっているだけである。どれだけの人が次回インするときにBBBとワンマンが抽選になったと知っているだろう?長時間並んでも、外れたら見る権利すら与えられないのだ。抽選の結果だけがゲストを選別する。当選すれば選ばれた招かれたゲストとなり、外れれば招かれざるゲストとなる。そこにウォルトの精神は生きていると言えるのだろうか?

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コメント

こんにちは。
私も意見書の返事が届きました。
内容は似たようなものです。
返事を書いた方も、ゲスト相談室の電話応対の方も、双方ともに同じ部署の方ですし、おそらく下っ端(この表現が適切かはわかりませんが)でしょう。
返事には、意見書を関係各部署に回付、という記載がありましたが、それでも上層部にはわたっていないだろうというのが私の感触です。
ウォルトの意思など、昨年度の酷いショー内容で、もはやかすかにしか残されていないことが丸わかりでしたが、今回の抽選で完全に消え失せたのではないかと思っています。
キャストの人たちには、「まだウォルトの思いは息づいているのかもなぁ」と思える方がいるのが救いですが、いつかはその方々もいなくなります。
今回私が送った意見書で、「ワンマン・BBBの抽選導入について」の他に、別の質問も送ったのですが、そちらについての回答はないままに返事がきました。
もしかしたら、「ワンマン・BBB抽選導入について」の意見書にはこう返答する、なんてテンプレが出来ているのではと邪推してしまいそうになりました。
「ディズニー」が人質…その気持ちよくわかります。
「ディズニー」という、ウォルトたちが作った宝物を人質に金銭を恐喝されているような気分をこのところ味わっています。
ウォルトの意思と相反するといえる抽選制度導入の後にミッキーの、そしてウォルトのバースデーがあるのが悲しいですね…きっと彼らの誕生日にもインパしてるでしょうが…
もうOLCの上層部に期待したくはないのですが、せめてウォルトの想いをもう一度思い出してもらえたら…とひたすら願ってやみません。
長文失礼しました…

投稿: ヒルド | 2009年10月23日 (金) 03:34

はじめまして。ブログ開設当初から、時折覗かせていただいております。
私も同じような事を考え、また自分の中での解決策を見出せないでいる年パス保持者の一人です。
記事に書かれておられます内容についてですが、私にはこの問題が、OLC側だけではなく私達ゲスト側の問題も含んでいるように思えましたので、コメントいたします。

ここ数年で個々のゲストの思いや希望(悪く言えば欲望や欲求…)が、一気に肥大化してきているように感じます。
「もっとたくさんのアトラクに乗りたい」「人よりもっと良い席でショーを見たい」「もっと沢山のキャラといっぱい写真を撮りたい」「もっともっと楽しみたい・・・!」
朝一番からとぐろを巻くように埋まってしまうミッキー広場の惨状を見てください。OLCがうまくコントロールさえすれば、あの人込みはなくなるのか?私にはそうは思えません。
あの混雑は、ゲストの欲望の暴走化を端的に表していると思います。これは、OLC側の問題だけではないように私には思えます。
今のTDRのキャパシティでは、ここまで大きくなりすぎたゲストの欲望は捌けきれない。とても悲しいことですが、これを捌くには、抽選も仕方ないのかなと思う部分もあります・・。

ただ、頭では現状を冷静に捉えていても、実際の私の心は舞浜から離れつつあります。年パスの期限がきたら、私は年パスをやめるを決意しました。私にとっての喜びとインスピレーションの場は、もう舞浜にはありません。

何かゲストにも、経営者としてのOLCにも、両者にとってベストな解決策の「道」が見えてくると良いのですが・・
残念ながら今の私には、この現状を解決するアイディアはまったく浮かばないのです。
ウォルトならどう対処しただろう、と考えるばかりです。

以上、長々と失礼いたしました。今後も更新がんばってください。

投稿: kaoriko | 2009年10月23日 (金) 14:02

こんにちは。いつも読ませてもらっています。
以前は別名で、「青空と海風」というブログをやっていました。
こちらにリンクも貼っていました。もしかしたら、ご存じかもしれません。
今は、一般的な話題のブログとディズニーブログを統合してしまいましたが・・・。

さて、自分もこの問題には色々考えさせられています。
また様々なブログに書かれている意見を読んでは、刺激を受けています。
多様な意見があって然るべきだと思います。貴重な意見をいつもありがとうございます。
・・・ただ自分が思うことが一つあります。
もう、「ウォルトの精神」を振りかざすのはやめませんか?

例えば、こういう意見があります。「Ni-gata traders?」の新潟さんの発言です。
・http://twitter.com/ni_gata/status/4707871658
・http://twitter.com/ni_gata/status/4707912740
・http://twitter.com/ni_gata/status/4707969686
・http://twitter.com/ni_gata/status/4708682404
・http://twitter.com/ni_gata/status/4708687051

変な言い方ですが、「ウォルトの精神・理念・想い」とやらは「憲法」に似ています。
ご存じかもしれませんが、憲法は国民ではなく、政府を規制するものです。
また憲法は個々によって解釈されます。政府の解釈と、学者の解釈は違います。例えば、自衛隊が憲法違反か否かは、この2者で異なるのです。
まさに現状の「ウォルトの精神」ではないでしょうか。
とはいいつつも、「憲法」と「ウォルトの精神」は決定的に違う点があります。
それは『文面化されていない』という点です。解釈以前の土台が既に解釈で、その解釈を各々さらに解釈しているのです。

つまり「ウォルトの精神」は論説において、まったく根拠にならないということです。
抽選実施で観られる人と観られない人を選別することをウォルトの精神の反するという考え方もあり、
もはや戦場と化しているショーの会場の現状がウォルトの精神に反するという考え方もある。
前者のように解釈すれば前者の意見はしごく納得するまっとうな意見であり、
後者のように解釈すれば前者の意見は「ウォルトの精神」の背中に隠れて喚いてるマニアの嘆きにしか見えないのです。

そして、OLCは後者で解釈しているのでしょう。
いや、OLCは「ウォルトの精神の解釈」はしていないと思いますが、少なくともパークの現状に関してはそういう結論をだし、抽選化に踏み切っている。

強引に解釈すると、抽選とは「1人が席をとれば、1人が席をとれない」システムです。
「抽選に外れたゲストは招かれざる客扱いされている」という解釈もありますが、
「以前当選したゲストが再び当選をしたばあい、1人の初見ゲストを招かれざる客扱いしている」という解釈もあります。
嫌な言い方をすれば、「常連ゲストが"たったひとつのショーを楽しみに遠くからTDRへやってくる"初見ゲストから見る権利を奪った」ということです。
もちろん抽選に限らず、並んで見ることだってそうなりますね。奪っているのだから。極論すれば、「2度ショーを見ることは平等でない」とも言える。

・・・いえ、そんなことは当然ありえない。共産主義でもあるまいし。
しかし、「何が平等か」は永遠のテーマです。
「対価(並ぶ時間)を払っているから平等」なのか「無作為に選ばれているのだから平等」なのか。
人によって、どちらが平等なのか違うに決まっている。
(「平等にするためにショーをなくしてほしいと願っている人」なんていないですしね。)

そう、すなわち、この問題は個人の視点を抜け出して考えない限り、堂々巡りなのです。客観的・俯瞰的な意見を言いたいならば、客観的・俯瞰的に考えないとならない。
ゲストの個人的な意見と、運営側の客観的・俯瞰的な意見がすり寄る筈がない。

しかし、きっと、「ゲスト目線の客観的・俯瞰的」を考えられたのがウォルト・ディズニーだったのでしょう。
ただ、はたしてウォルト・ディズニーが生きていたならば、この問題に対して何を考えたのか・・・それは、ウォルト・ディズニーにしか分からない。
それでも、ただひとつ言えることがあります。
「ウォルトの精神」は、解釈するものでも、運用するものでも、武器でもないということです。

「ウォルトの精神」とは、「理解するもの」なのではないでしょうか。
そして、それ以上でもそれ以下でもない。

自分はそう思います。

投稿: カンテラ | 2009年10月23日 (金) 22:33

ヒルドさん、コメントありがとうございます。

ゲスト相談室の方々は、同じような内容のゲストコメントシートを何十通だか何百通処理しているわけですから、定型になってしまってやむをえないでしょう。私はディズニーにハマった経緯を少し書いたら、それに返答してくれていて、それだけでも私は十分でした。

私は「ウォルトの精神」という言葉で表現してしまいましたが、少なくとも従来のTDR(TDL)では「ディズニーだから裏切らない」というものを感じました。接客もコンビニバイトとは比較にならないし、ショーだって最高のエンターテイメントでした。ですが、最近は金儲け至上主義があまりに表面化しすぎていて、ついていけません(いや、実際私はついていってるんでしょう…)。あげくにレギュラーショー抽選です。運営側がボランティアでないのは重々承知です。OLCはディズニーの伝道師ではありません。ディズニーを金儲けに利用している営利企業です。利益がなければ設備投資できないし、ショーなどで新たな感動を生み出すことができません。

ただ、レギュラーショー抽選はあまりに一方的過ぎると思うんです。ショーでお金儲けにしたいなら、有料にすればいいです。それならお金払えば必ず見えますからね。遠いところからインして、パスポート買って抽選しないと結果がわからない…ってリスクが高すぎます。ショー運営のよりよい方向を模索しているそうですから、抽選で様子を見て、熟考していただきたいです。抽選が本当に「好評」なのかしっかり調査をしたうえで。

投稿: あさぎ | 2009年10月24日 (土) 16:51

kaorikoさん、初めまして。
コメントありがとうございます。

おっしゃるとおりですね…。ゲストの数だけ欲求があり、価値観があり、満足の度合いの違いがあり…。誰が正しいとか間違っているとかはありません。撮影する人、アトラクションもショーも行きたい人…ゲスト全員の欲求をTDRがすべて満たすことは絶対に不可能です。日本全国のテーマパークで独り勝ちですし、日本人が「TDR一番」と思う限り、期待は膨らむ一方ですからね。あと、日本人はキャラが好きすぎるのも混雑の要因でしょうね。そのくせ会える場所が少ない。海外はキャラがいても素通りする人の多いこと…。それに対して常設グリスポットがあるので、人がうまくはけています。TDRはキャラを(大げさですが)神格化して、会えたらラッキーというものにしているから、余計「キャラあるところにヲタあり」ってなっているのではないでしょうか。話がそれました…。

年パスを更新されないのですね。それもいい選択だと思います。TDRだけが娯楽ではありません。私はそういう方がうらやましいです。他の趣味に打ち込まねばなーとは思っているんですが…。どんな不満を持っていようが、ミッキーに会えば全部吹っ飛んでしまうので…。そんな意思の弱い自分が一番大嫌いです。

投稿: あさぎ | 2009年10月24日 (土) 17:04

カンテラさん、初めまして。
コメントありがとうございます。

なぜ「ウォルトの精神」という言葉をそこまで糾弾するのでしょうか?
「ウォルトの精神」=「今までTDRで感じることができたもの」のような意味で用いました。「ウォルトの精神」と言われて、明確に答えられる人はいないでしょう。キャストは「Disney's Spirits」として教えられてるのかもしれませんが…キャストではないのでわかりません。

古参のファンが嘆いているときに「昔のTDLは…」とよく言っていますが、それは過去と現在を比較する古参の愚痴であることに違いありません。「平等」の正しい意味を誰一人定義付けすることはできないし、すべては結論なんて出ません。誰の意見が正しいとも言えまえん。ひとりひとりが好き勝手自分の立場から主張しているにすぎません。私は「理解するもの」だとは思いません。カンテラさんの言葉を借りるなら「解釈するもの」、「感じるもの」が近いと思います。

2008年7月18日、ワールドバザールに第二のパートナーズ像が設置されました。除幕式も何もなく、朝開園と同時に突如出現しただけ。ウォルトの兄ロイ・ディズニーとミニーマウスがベンチで談笑しています。私はWDWで見たこの像が大好きです。メインストリートUSAからシンデレラ城を臨む特等席に置いてあります。日本のワールドバザールではあそこが特等席なんでしょうけど…それにしても、あまりに蔑ろにしすぎではないでしょうか?7月17日ならまだわかるんですが…中途半端な日にポンと設置しておいて。あげくに、ウォルトが声優をつとめたミッキーの声が唯一聞ける場所、「ミッキーマウス・レビュー」をクローズ。「ウォルトの精神」以前に今のTDRにウォルトを重んじる気があるのでしょうか?

自分で用いておきながら、私自身「ウォルトの精神」を定義付けできません。憲法とは違いますし、教典や信条に近い、信仰の類のものだと思います。それこそ、自分にとって都合のいい「ウォルトの精神」を各々形作っている以上、個々の「ウォルトの精神」=「正義」に反するもの、すなわち「悪」とでも思ってしまうんでしょうかね。それがカンテラさんの言う「ウォルトの精神を振りかざす」という意味でしょうか?

レギュラーショー抽選云々の話とそれましたが…、抽選に対しても「私は抽選に反対」という結論以外にさまざまな理由づけをしていても、結局それは私の立場からの私の都合に沿った意見です。でも、「ウォルトの精神」という言葉を使うのは大げさかもしれませんが、すべての来園者を"guest"(招かれた客;特別な客)と呼ぶなら、抽選に外れて涙する人がいるのは、理不尽だと思います。TDRの少ないキャパシティにあれだけ多くの人数をさばけきれないのは現状を見ればわかります。それを改善するためには、土日一極集中型を避けるために平日休みの会社を増やすような法律でも作られなければ無理でしょう。海外と違ってTDRに面積拡張の望みは薄いですし。

結局のところ、私は抽選を最前の策だとは思いません。それは自分がショー目的でインする以上、好きなときに好きな場所で見たいから。抽選をどういう意味でとっても「平等」とは思わないから。本来全員が"guest"(招かれた客)であるはずなのに、抽選で選別するのはおかしいと思うから。

「tumblr」(アクセス解析より参照)で自画自賛していらっしゃるコメントのレスとして、カンテラさんの意に沿えたかどうかわかりませんが…。論点がずれてそうです。

投稿: あさぎ | 2009年10月24日 (土) 17:51

では、率直に言いましょう。

あさぎさんの今回の主張を読むと、途中で出てくる様々な例と結論がまったく結びついていません。
結局、あさぎさんが言いたいことは「自分が好きな場所で好きなようにショーを見られないのが嫌だ」ということでしょう。
「ウォルトの精神に反する」「他のゲストが抽選に外れたら悲しむ」など、もっともらしい名分を掲げているだけです。
言い方は悪いですが、見栄えの悪い本音をもっともらしい言葉でぼやかして自分の意見をいうのは全く説得力がないから止めませんか、と言っているのです。
それが『もう、「ウォルトの精神」を振りかざすのはやめませんか?』の意味です。

アトラクションが閉鎖すれば、ウォルトの精神。OLCの金儲け。
アトモスフィアがなくなれば、ウォルトの精神。OLCの金儲け。
ショーの抽選化でウォルトの精神。OLCの金儲け。
アトラクション・アトモスフィア・ショーが不満ならウォルトの精神。OLCの金儲け。
自販機の設置でウォルトの精神。OLCの金儲け。
もううんざりです。次は一体何がウォルトの精神・OLCの金儲けなんでしょうね?
これはあさぎさんに限った話ではありません。disney好き全体に言えます。以前の自分にもいえます。
「ウォルトの精神」がうんざりなのではありません。使い方がおかしいと言っているのです。

先の書き込みに、自分の言いたいことが全て詰まっています。これ以上言えることはありません。できればもう一度、冷静に読み直してみてください。
ただ、ひとつだけ補足をすると、そもそも自分は先の書き込みで抽選問題に賛成とも反対とも述べていません。それが言いたくて書き込んだのではありません。
(また、mtakeshiさんがこのエントリーにブックマークした際のコメントも参照してみてください。)

余談ですが、tumblrはただのブログですよ。
あさぎさんはあさぎさんで、自分の文章に納得したからここに掲載しているのでしょう?それとまったく同じです。
自分の意見をうまく文章に表せた。いろんな人に読んでほしいから、自分のブログに転載した。ただそれだけです。
自分は自分の意見を大切にしていますし、同時に相手の意見も大切にしています。あさぎさんの意見をないがしろにしている訳ではありません。

投稿: カンテラ | 2009年10月25日 (日) 01:01

カンテラさんへ

>言い方は悪いですが、見栄えの悪い本音をもっともらしい言葉でぼやかして自分の意見をいうのは全く説得力がないから止めませんか、と言っているのです。
それが『もう、「ウォルトの精神」を振りかざすのはやめませんか?』の意味です。
「ウォルトの精神」がうんざりなのではありません。使い方がおかしいと言っているのです。
ただ、ひとつだけ補足をすると、そもそも自分は先の書き込みで抽選問題に賛成とも反対とも述べていません。それが言いたくて書き込んだのではありません。

ここらへんが結論なのですね。今回はよくわかりました。

私は学者でも論説者でもないし、自分の意見を個人的に述べているに過ぎません。
抽選どうのこうの、「ウォルトの精神」の使い方がどうのこうの、そういうことを論破したいわけではありません。結局結論が出ないとわかりきっていることを、他人の意見を考察して自分の意見を修正したり云々ってやりたいわけでもありません。
私にはカンテラさんの意見にこれ以上レスできません。墓穴を掘ってまた指摘されてしまうと思いますので。

投稿: あさぎ | 2009年10月25日 (日) 08:30

ここはあさぎさんのブログですので誰にも制限されませんし、自分も「そういうことを書くな」と言いたい訳ではありません。
自分が何よりも危惧したのは、こういう調子でゲストコメントシートに記してないか、ということです。

読み返すと、少し強く言いすぎた気がしました。ごめんなさい。
それでは、これからの更新も一読者として、楽しみにしています。

投稿: カンテラ | 2009年10月25日 (日) 18:38

じっくりと今回の記事を読んでコメントの皆様も色々な意味で共感したり、私自身も深く考えていました。

けど、私はいつもと変わらず(笑)

難しい話は分からなかったりするけど、私自身のディズニーに対する精神。。。
いや、いつも心に想うこと。

それは、最初にパークに行って感動、感激した事を忘れないでパーク全体に関わるキャストさんを始め、ゲストさんにも感謝したいって。

それは、インする度にバースデイシールを付けているゲストを一緒にお祝いしてくれるキャストさん。
キッズが飽きないように、どうにか頑張っているキャストさん。
老夫婦が迷っている中、暖かく声を掛けるキャストさん。。

様々なシーンをいつも私が暖かい気持ちにさせてくれるパーク。

それが私が想っているディズニーへの想いかな。

そんな裏で哀しき人たちが出る。

抽選自体は私も反対!
果たして今の自分には何が出来るのだろうか。。。

私もあさぎさんと同じく、もし今でもブログを運営していたらネットで様々な事を発信して語りかけていたと想います。

だけど今の私には。。。。

じゃなく、個人的に出来ることってある!
そして、いつまでも「諦めない」
夢をいつもくれて私のチカラである「ディズニー」に対して、今の時代のチカラを借りて様々な事を訴え、また応援するって事。

かのウォルトが夢を見続け、誰からも相手にされなかったこと。
自分を信じて夢を諦めなかったこと。

私はいつまでも、「初めて」「夢」を忘れないで自分自身を持っていたいって思っています。

今回の記事内容から、激しくコメントが「?」ですが(笑)、私はあさぎさんの書く記事が大好きですよ。
以前から。。。
そして今でも。

自分の信念。

様々な事を考えながら、読み応えある記事が(いや、あさぎさんですね!)大好きです。

だから、同じように歯痒くて哀しくて、でも・・・
って分かる気がする。
(生意気ですみません)

ウォルトは抽選を選んだのか。
そして抽選を選んだ時は、彼だったらもしかしたら「違う抽選」を選んだんじゃないのか・・・・

永遠のテーマです。

だから。。。
永遠だからディズニーからバイバイ出来ないのかもしれませんね。

私が今でも心底愛するBBB。
クリスマス抽選は免れない。
けど、その先を信じて、あさぎさんと同じように訴えかけてゆこうとしています。

長々、無駄な話ばかりでしたが、これからもユルイ更新を楽しみにしています♪

投稿: ちのりん | 2009年10月25日 (日) 20:54

カンテラさんへ

ご安心ください。私はあなたが思うほど、愚かではないし、子供ではありません。
このブログで好き勝手ほえてますが、こんな調子でゲストコメントシートを書くと思いますか?負け犬の遠吠えをゲスト相談室に送りつけるほどバカではありません。負け犬の印象を悪くしてどうするのですか?
2日間考えあぐねて書いた文章を何度も推敲して送っています。「抽選ヤダヤダ」だけを書いた文章ではないし、「ウォルトの精神」という言葉も使ってないし、ただ淡々となぜ抽選に反対であるのかを書いただけです。

投稿: あさぎ | 2009年10月29日 (木) 11:42

ちのりんさん、コメントありがとうございます。
レス遅くなってすみません…。

いろいろ思うことがあってこの記事を書きました。最初の文章は抽選導入を知って一週間後くらいに勢いで書いたんです。長い間「下書き」状態でしたが、ほぼ無修正で公開してしまいました。私なりに抽選を解釈した結果、やはり私たちが「招かれざる客」であるという印象が拭えないのです。

正直なところ、私は自分のブログを過小評価していたようです…。なんか抽選の記事を書いてからすごいアクセス数でうれしいどころか、逆に引いてしまいました…。私はディズニーブログ界のすみっこの方でひっそり自己満足で運営しているつもりだったので…。今後は好き放題語るのは控え、ただのキャラヲタによるウンチク系ブログに戻ろうと思います。私はただのキャラヲタですから…。でも、抽選という重大事項は見逃せないのも事実です…。

ちのりんさんの気持ち…多分わかります。うまく言葉にできないんですけど…。それぞれがそれぞれの思いを持ってTDRに通っているんですものね。私はTDRが好きすぎるから、改善して欲しいと思っています。その望みを持っています。妄信的な信者であったのに、深入りするほど欲求も増しています。それはゲスト側に非があるんでしょうが、それだけゲストを惹きつけているのはTDR側です。抽選反対→TDRを見捨てる、ができないからこそ、こんなネット界の片隅で私は負け犬の遠吠えをしているのです…。

温かい励まし、ありがとうございます。相変わらずマイペースに自己満足で更新していきたいと思っています。

投稿: あさぎ | 2009年10月29日 (木) 11:59

初めましていろいろと検索している途中にこちらのブログに辿り着きました!

私自身はみなさまほど、ディズニー論については深くないのですが、書かせて頂きたいな、と思うことがあり、カキコさせて頂いた次第です。

1つは元OLCの社員が知り合いにいたのですが、彼がいうには確かに今と昔ではゲストへの考え方ひとつをとってみても大きく違うそうです。その大きな変動の理由は来場客数と注目度。今の規模では、どうしても捌ききれない状態になってきており、すべての人を満足させるのはもはや不可能なことを理解していて、そして出した結論が「せめて誰か、少ない人だけでも満足してもらう」ということだと語っておられました。
自分はそういう姿勢が嫌だから、OLCを辞めたんだ、と言ってましたが…やはり今の対応への評価は十分だとは言えないと、私も思います。

もう1つは、私は関西に住んでいるので、「抽選は嫌~」という気持ちが良く分かるので、あさぎさんや皆さんが意見をOLCに送られておられるのを知り、心の中で拍手をしてしまいました(笑)
せっかく旅行へ行っても、メインのショーは抽選。これでは行った意味がないなーと思うのは普通の事だと思います。
自由に見られる場所も、せっかく並んでもいい席は地元の常識ない人たち(ばかりではないですけど)で占領されている・・・。1人が広く場所を取り、8人位が遅れて到着する。これはどうなの?1人が早く来て場所を取れば、何人来ても可能なら、極論で1人で100人分の場所を取るのもいいの?と正直いつも思います。100人来るというのは大げさですが、現にDVDを撮影販売している人が存在していますから、広い場所取りする人がいる可能性は大ですね。

OLCは、もっと旅行者に来て欲しいと販促にせっせと力を入れていますが、受け入れる体制や整備ができてもいないのに行く回数が増えるかっつーの。と腹立たしく思います。

正直…今後科学が発達して、顔認証だの指紋認証だのになって、年間何回までしかショーを見られませんとか、それこそ完全有料にでもなれば、落ち着くかもしれませんね。

投稿: tyki | 2009年11月 4日 (水) 17:19

tykiさん、初めまして。
コメントありがとうございます。
レス遅くなってすみません…。

やはりそうですか…。日本のテーマパーク一人勝ち、年間何千万人の入場者数を要していれば、全員に「満足」を提供することは物理的にも不可能ですよね…。それで対象者を明確にしぼっているんですね。そして、私たちのようなコアな客層はその「対象」にもれていると。

それは仕方のないことでしょうが、その対象者をしぼっていることが明確に伝わってくるので、非常に不愉快です。さらには、対抽選用に年パスを何枚も買い増しする人が最近多数いることを聞いて、私はもうなんと言ったらいいか言葉も出ません…。

シーの初ハロウィーンをあれだけ宣伝しておいて、受け入れ態勢ができていないのはおっしゃるとおり。ボンファイアーダンスもそうなのですが、OLC側が煽るだけ煽って超混雑→長時間並ぶゲストがいるので規制云々…もうOLCはどうしたいのでしょうか?

日本人がディズニー大好きで、ヲタク気質である限り、永遠に解決しない問題だと思います。そして、OLCが儲かってウハウハであることに変わりはないでしょう。

貴重なご意見、ありがとうございました。

投稿: あさぎ | 2009年11月 6日 (金) 11:10

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